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朝日新聞の購読申込ページ 「インドネシア被災地、受刑者ら1500人大脱走 略奪も」

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朝日新聞の朝刊紙面より「ジョコ大統領率いる政府の対応を疑問視する声

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 インドネシア中部スラウェシ島を9月末に襲ったマグニチュード(M)7・5の地震津波は3日で発生から6日目を迎えたが、被災地での水や食料、燃料などの物資不足が解消しない。刑務所からの受刑者の大脱走や停電も続く。

震源地に近い島中部ドンガラ。津波が襲った海沿いの集落は、木だけが残り、家や商店などの建物はすべてがれきとなっていた。

 付近では略奪が起きており、2日昼に通行した人は「(被害の少なかった)パサンカユ側から来た車が一部、食料や水を荷台から取られていた」と話した。

 ログイン前の続き3日未明、ドンガラのガソリンスタンドでは、100台近い車やバイクが長い列を作った。スタンド自体の燃料が底をつき、補給を待っていた。「ずっとこの調子だ。給油が始まっても満タンにはしてくれない」。運転手のアプリさん(38)は舌打ちした。

 「支援が多少遅れるのは理解するが、1日でも早く何とかしてほしい」。被害が大きかったパルの山間部に避難する魚販売業のスミトロさん(50)は訴えた。パルでは医療支援も足りていない。医師サマヌディンさん(25)によると、病院には病床数を超える患者が運ばれているが、医療品が足りない。「患者はあふれかえっているのに、十分な手当ができていない」と悔しそうに話した。

 3日、ジョコ氏はパルを視察し、「すべてがうまく進んでいるのを確認できた。物資がまだない地域はあるが、すぐ届けるように指示した」と強調した。

 国内では来年4月の大統領選の選挙戦が始まっており、再選を目指すジョコ氏の今回の被災地訪問は2回目。対策をアピールする狙いだが、被災地の現実との隔たりに批判が出ている。

 野党の重鎮議員は2004年に起きたスマトラ沖大地震の際のユドヨノ大統領(当時)の対応が迅速だったとし、「(現政権は)効率的な指導力が欠如している」とツイート。別の議員は「担当大臣が責任を果たしていない」と非難した。

 地元メディアによると、地震後にパルとドンガラの刑務所や拘置所から計1500人ほどの受刑者らが逃げ出した。特にドンガラは収容者全員が逃げた。ヤソンナ法務人権相は「施設が壊れたので一時的に離れたのだろう。人道的にやむを得なかったが、所在を報告してほしい」と訴えた。この対応に対しても地元メディアは「『人道』の名のもとに犯罪者を逃がした」と批判している。

 国家防災庁(BNPB)は3日、地震津波による死亡者は1407人、重傷者は2549人になったと発表した。7万人以上が避難生活を送るという。

朝日新聞より引用