朝日新聞 購読キャンペーン

朝日新聞購読キャンペーン

朝日新聞を購読申込ページ 「寺のお供え物を家庭に 」紙面抜粋

朝日新聞を公式サイトから購読申込する場合の注意事項

 

朝刊のみご希望のお客様は「配達への要望」欄に朝刊のみとご記入ください

 

申込ページでは朝夕刊セットの値段しか記載がございませんが

朝刊のみでも申込可能です。

 

ただし朝夕刊セット地域では朝刊のみ月極め料金が販売店によって異なるので

売店があいさつに来た時などご確認ください。

カタログギフトプレゼントキャンペーンで申込たい方 下記↓↓クリック

 

 

 

 朝日新聞の朝刊紙面より「見えない貧困へ直接支援決断」

f:id:vyh04236:20180803043227j:plain

寺にお供えされた食品を困窮家庭へ――。そんな活動をする「おてらおやつクラブ」というNPOがある。福祉団体などを通じた間接的な提供を原則としてきたが、その方法だけでは対応できないケースが増えてきた。「見捨てるわけにいかない」。そんな家庭に直接届ける活動にも本格的に乗り出した。

 事務局は奈良県田原本町の安養寺にある。代表理事は松島靖朗住職(42)。大阪市で2013年、生活苦の母子が遺体で見つかった事件を機に始めた。

お供えされる様々な食品の中で、賞味期限が迫っていない菓子や米などを届ける。全国876の寺院が宗派を超えて参加。365の支援団体を通じて食品を受け取る子どもは、約9千人にのぼる。

 メディアでの紹介が増えるにつれ、一昨年から問い合わせが急増。公的支援を受けず、孤立しながらも声を上げられずにいる「見えない貧困」があぶり出された。だが受取先となる団体を紹介できないことも少なくなかった。居住地の近くに団体がなかったり、親が昼夜掛け持ちで働いていて出向く時間がなかったり。「助けて」の声を受けたのに届けられない。

 事務局内では「後方支援に徹するべきだ」との意見も出たが、結論は「これが最後のセーフティーネットになる人もいる」。今年4月、奈良から困窮家庭に食品を送る「直接支援」をホームページで掲げた。

 ログイン前の続き事務局はどのように困っているのかをメールで詳しく尋ね、支援を決める。

 現在、北海道から九州まで約120世帯が直接支援を受けている。原則3カ月に1度で、1箱5~7キロ。米はお供えのほか、近くの農家から寄付されたもの。全国の市民から届く缶詰やレトルト食品も詰める。

 支援を受ける奈良市の40代女性は離婚し、高3の娘と小6の息子と暮らす。営業職で働き、娘が中学生の時まではやりくりできた。高校に入ると学費や部活動の費用がかさみ、「さすがに苦しくなって」。娘は医学部志望。「子どもには望む人生を歩んでほしい。母子家庭だから大学は無理と言おうと思ったことはありません。食品はとてもありがたい」

 松島住職は「まだ砂漠に一滴の水を落とすようなもの。寄付も含め応援がもっと増えれば一段上の支援ができます」と話す。賛同者を増やすため、説明会を各地で開いている。問い合わせはホームページ(https://otera-oyatsu.club/別ウインドウで開きます)から。

朝日新聞より引用