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朝日新聞の購読申込ページ  「犬の繁殖現場で見た「地獄」変えたくて 浅田美代子さん」

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 朝日新聞の朝刊紙面より「繁殖業に免許制を導入することなどを求める署名活動

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動物愛護活動に積極的に取り組んでいる、俳優の浅田美代子さん。活動を始めたきっかけは、「犬に救われた」体験だったそうです。そんな浅田さんに、犬への思いや保護犬との暮らしについて聞きました。

 ――もともと、犬は好きだったんですか?

 そうですね。物心ついた頃から、犬はいつもそばにいてくれた存在です。

 ――積極的に動物愛護の活動に関わるようになったきっかけは。

 2001年に母が亡くなったとき、当時飼っていた犬に救われた……という思い出です。犬に癒やされ、支えられた。だからこそ、今度は自分も犬たちに何か恩返しがしたいと感じたのです。

 以前から、ペットを巡る課題として「殺処分」があげられることは知っていました。そこで、保護犬の飼い主を募集している動物愛護団体をインターネットで調べて、まず1匹引き取りました。

 ――保護犬との暮らしはいかがでしたか?

 保護犬と暮らすことは大変だ、と思われる方は多いかもしれません。私も、最初は「心を開いてくれるまでに相当な時間がかかるだろうなぁ」と覚悟していました。引き取ったのは5歳の犬だったので、5年はかかるかな、と。

 家に来た当初は、ご飯をあげても絶対に私がいるところでは食べてくれなかったし、部屋の隅に隠れてばかりだった。でも、あえてその状態で、好きなように過ごしてもらうようにしたんです。すると、犬もだんだん心を開いてくれるようになり、尻尾が上がってきました。1年もたたないある日、帰宅した私を玄関まで迎えに来てくれたんですよ。あのときはうれしくて涙が出ました。「愛情が通じたんだ」って。

 ――いまは何匹と暮らしていますか。

 保護犬が4匹います。繁殖業者のところから連れてきた犬もいます。繁殖業者のあの環境は、いま思い出してもつらいです。

 ――どんな環境でしたか。

 誤解を恐れずに言えば、「地獄」そのものでした。建物のなかにはケージが何段も積み重ねられています。狭いケージに入れられ、背中を丸めた姿勢で身動きが取れない犬、毛が伸び放題で汚物が付いたままの犬……。この犬たちは、一生をこの環境で終わるのかと思うと、なんとかしなければと強く思いました。

 ――いま、インターネット上や街頭で、繁殖業に免許制を導入することなどを求める署名活動をしていますね。

 はい。最初は2月末まで……という期限を考えていました。ですが15万人を超える多くのみなさまにご協力をいただけているので、期間を3月中旬まで延長しました。

 動物は、しゃべることができない存在であるからこそ、私たちが声を上げ続けなければと思っています。

 ペットブームもあり、多くの小さな犬や猫がペットショップで「モノ」のように取引されています。その背後には、劣悪な環境のもとで多くの命が生み出されている実態があることを知ってほしい。

 ペットショップで買う人がいるから、繁殖業者が必要とされてしまう構造とも言えます。日本のように、ペットショップでこれほど大規模に犬や猫が売られている状況は、世界でもごくまれなことです。ペットショップの店頭でガラス越しに子犬や子猫を「かわいい」と眺めるだけでなく、一度考えてみてほしいのです。もし、その子犬や子猫が売れ残ったら、どうなるのかを。動物は「モノ」ではなく「命」なのです。

朝日新聞より引用