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朝日新聞の購読申込ページ 「骨折した選手、はってたすきつなぐ 駅伝、称賛の一方で」

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朝日新聞の朝刊紙面より「骨折した選手が通った白線の上には、血とみられる痕があった

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福岡県内で21日にあった実業団女子駅伝で、選手が約200メートルをはって進み、次走者にたすきをつなぐ場面があった。監督は棄権を決めたが、現場に連絡が伝わるのに時間がかかったという。その後、選手は足の骨折が判明。称賛の声の一方、陸上競技の専門家は「早めに棄権できていればよかった」と指摘する。

 

 アクシデントがあったのは、全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津)。福岡県宗像市福津市の6区間計42・195キロのコースの第2区(3・6キロ)で、岩谷産業大阪市)の10代の選手が転倒した。選手は中継所までの約200~300メートルを四つんばいになって進んだ。右足のすねを骨折していた。すりむいた両ひざから血が流れ、中継所で待つ選手は涙をぬぐった。

 沿道で応援していた男性(84)は、周囲の人と「がんばれ」と声をかけ続けたという。「責任感の強い選手。大したものだと拍手を送りたい」。一方、中継所でたすきを渡す場面を見た男性(77)は「まだ若く、将来性もある。本人の気持ちもわかるが、止めるべきだった」と話した。

 大会を主管した福岡陸上競技協会の八木雅夫専務理事によると、審判を乗せた監察車は転倒した選手の前を走っていた。異変に気づいた審判が近寄って声をかけると、選手は「(中継所まで)あと何メートルですか」と聞いてきたという。

 監察車には、主催する日本実業団陸上競技連合の関係者も同乗していた。関係者が発着点で中継を見ていた岩谷産業の広瀬永和監督と電話でやりとりしたところ、監督から「やめさせてくれ」と棄権の意思を伝えられた。同連合の鎌倉光男事務局長によると、それから審判への連絡に時間がかかり、棄権の意思が伝わったときには中継所まで残り20メートルほどになっていた。審判はレース後、「止めるかどうか迷ったが、もうすぐだからという気持ちだった」と話したという。

岩谷産業広報部によると、選手は福岡県内の病院に搬送されて入院した。同社には「感動した」という称賛の声の一方、「なぜ止めなかったのか」といった批判も寄せられている。同社は「誠に遺憾であり、こうした事態の再発がないよう大会運営の改善を願う次第です」とコメントした。

 ログイン前の続き復帰には3~4カ月かかる見込み。レース後、広瀬監督は病室を見舞ったが、選手は「すいません」と言うばかりだったという。

 箱根駅伝などで活躍した解説者の金哲彦さんは「たすきをつながないと成り立たない駅伝は、大きなプレッシャーがかかる競技。視界に入る中継所にたどり着こうという執念で、とっさに四つんばいになったのだろう」と選手の心境を推し量る。一方で、右足骨折という重いけがだった点を重視。「はっている時にさらに衝撃が加わったかもしれない。もう少し早めにチームの棄権の意思が伝わればよかった。選手には、これをバネに強くなってもらいたい」と話した。

朝日新聞より引用