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朝日新聞の購読申込ページ  「仙さん、きっと甲子園の空の上から 高校野球節目の年に」

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  朝日新聞の朝刊紙面より 「甲子園にあこがれてあこがれて、それでも行けなかった人のための大会? 」

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「皆さん、よく集まってくれました。ここが我々が夢見た甲子園なんですよ」

 

50代の星野仙一さんが笑顔で語りかけるメッセージ動画が、「マスターズ甲子園」のホームページに残っている。

 「ここに今立って、皆さんが青春時代を思い出して、思い切ってプレーする。素晴らしいことじゃないですか。もう1回、童心に戻り、あの時代に戻って、必死でプレーしましょう」

 元高校球児が同窓会チームを組んで、再び青春時代の夢を追いかける。「マスターズ甲子園」の名誉会長に星野さんが就任したのは、2005年の第2回大会からだった。

 「甲子園にあこがれてあこがれて、それでも行けなかった人のための大会? それっておれじゃないか」。星野さんの柔らかい笑顔を、大会実行委員長の長ケ原(ちょうがはら)誠・神戸大教授は鮮明に覚えている。

 あいさつに出向いたのは同年9月。プロ野球阪神のシニアディレクターだった星野さんは、巨人の監督就任がうわさされていた。そのさなか、倉敷商高(岡山)時代の思い出を熱く語ったそうだ。3年夏は東中国大会決勝で敗れた。「決勝点は三遊間を抜かれたんだ。ジーター(当時ヤンキース遊撃手)なら捕れたんじゃないかな」「悔しかったね。押し入れにこもって泣いたよ」

 星野さんは「甲子園キャッチボール」の趣旨にも賛同してくれた。元球児が家族らと参加するプログラムだ。「おれはキャッチボールする親子を見ると、涙が出るんだ」

 その大恩人が1月4日、70歳で他界した。「まだ野のものとも山のものとも分からなかった大会を、完全ボランティアで応援して下さった」と長ケ原さんは感謝する。4県82校の予選参加で始まった「マスターズ甲子園」は、40都道府県623校が加盟する大会へと成長した。

 そして、1915(大正4)年に参加73校でスタートした夏の全国高校野球選手権大会は今年、第100回記念大会を迎える。26日には春の第90回記念選抜大会の出場36校が決まった。高校野球にとって大きな節目の年になる。

 勝っても負けても甲子園を夢見て白球を追った日々は必ず財産になるはずだ。甲子園でプレーした思い出は、一生の宝物になるだろう。

 「必死でプレーしましょう」。星野さんもきっと、空の上から見守っている。

朝日新聞より引用