朝日新聞の購読申込ページ 「帝京ラグビーの真骨頂でV」紙面抜粋
朝日新聞を公式サイトから購読申込する場合の注意事項
朝刊のみご希望のお客様は「配達への要望」欄に朝刊のみとご記入ください
申込ページでは朝夕刊セットの値段しか記載がございませんが
朝刊のみでも申込可能です。
ただし朝夕刊セット地域では朝刊のみ月極め料金が販売店によって異なるので
販売店があいさつに来た時などご確認ください。
カタログギフトプレゼントキャンペーンで申込たい方 下記↓↓クリック
朝日新聞の朝刊紙面より 「追いつめられた?楽しんだ?」
追いつめられたかに見えた帝京大の選手の頭に、「敗戦」の2文字はよぎらなかった。緊迫した状況を楽しんでさえいた。
6点を追った後半20分。自陣深くまで攻められたが、吉田が激しく絡んで反則を奪う。ここで定石ならタッチに蹴り出してのセットプレーを選択するが、しない。SH小畑の判断で、すかさず攻勢に転じた。
明大の防御網にあったスペースを連続攻撃で突く。すると中央でパスを受けた尾崎が敵陣深くまで進入して、最後はフォローした岡田が逆転トライ(ゴール成功)。
劣勢を優勢へと急転換させる王者・帝京大の真骨頂だ。尾崎は「あの(厳しい)時間帯でも、誰かが仕掛けたら絶対、みんなが走るという強い意志を持っている」。岡田は「相手も反則で油断があったのかな」。一瞬の隙を見逃さなかった鮮やかな連続攻撃を、堀越主将は「この1年間を出し切った帝京らしいトライ。うれしかった」と誇らしげに振り返った。
昨季までは打倒トップリーグ(TL)を成長の原動力にしてきた。日本がスーパーラグビーに参戦して日程を短縮する必要もあり、今季から日本選手権でTLとの対戦がなくなった。それでも各自が「日本代表入り」「スーパーラグビー挑戦」など代わりの目標を掲げ、堀越主将は「楽しむ」をキーワードに逆境での意思を束ねてきた。逆転トライもそんな心境から生まれた。
今季のチームを岩出監督は「のんびりして、危機感を持たないと力を発揮しない。ひとたび力を出すと素晴らしい団結、プレーをする」と見てきた。選手たちは大一番で、その見立て通りの勝負強さで9連覇を成し遂げた。
朝日新聞より引用